川越市でトイレに尿取りパッドを流したつまり修理

尿取りパッドがトイレに詰まった-川越市

「うっかり尿取りパッドを流してしまった!」 焦って水を流したら、トイレがゴボゴボ…もうどうしていいかわからない!

そんなときに知っておいてほしいのが、してはいけない対応と正しい対処法です。 この記事では、実際に私たちが対応した修理事例も交えて、尿取りパッドによる詰まりの原因と解決方法をわかりやすく紹介します。

まず、尿取りパッドをトイレに流してしまったと聞いても、吸水ポリマーがどれほど膨らむのか、水をたっぷり吸った状態がどのようなものなのか、実感できない方も多いかもしれません。そこで、イメージしやすくするために、ベビーオムツを水でパンパンに吸水させてみました。参考にしてもらえたら幸いです。

目次

尿取りパッドは吸水するとどうなる?実験画像で解説

オムツを水に浸した実験
吸水前
吸水後の縦幅横幅
吸水後の重量

結果

オムツ吸水前オムツ吸水後
触り心地柔らかい、フワフワ硬めの弾力、もっちり
幅や厚さ3センチ程(横から見た時)12センチ程(横から見た時)
重量125グラム1170グラム
(吸水前の約9倍)
ベビー用オムツを水で浸した前後の結果

こちらはベビー用オムツですが、大人用の尿取りパッドの場合、さらに大きくなることが想像できます。

吸水後のオムツは、吸水ポリマーが膨れ上がってドッシリとした大きな固形物になり、決して柔らかいものではありません。その重さも約1000グラムとかなり重く、このような物が排水管内で詰まってしまうと大変です。

尿取りパッドをトイレに流してしまった場合、その影響を理解することが重要です。特に吸水ポリマーが膨らむと、大人用の尿取りパッドはかなりの大きさと重さになり、排水管で詰まってしまうと修理上は大変危険です。自力で直したい場合は、そのことを理解した上で行うことが大切です。

まずは知っておきたい!尿取りパッド詰まりで「絶対にやってはいけないこと」

尿取りパッドは吸水性が高く、水を含むと大きく膨張して排水管の奥で固まってしまいます。 この状態で無理に水を流したり、棒などで突いたりすると…

詰まりがさらに奥へ押し込まれる→配管が破損する可能性もある

最悪、業者による大規模修理が必要に…。

それは当たり前では?」と思われるかもしれませんが、意外とこのポイントを見逃してしまい、パッドを奥へ流そうとするケースが多いのです。

尿取りパッドを流してしまった場合は、早い段階で適切に対処することが修理の成否を大きく左右します。そのため、自分で対処する際には、この点をしっかり押さえたうえで進める必要があります。

また、アパートやマンションの場合、状況が悪化すると他の住民に被害を与えてしまう可能性も十分あります。自分で修理したい場合は、その可能性も視野に入れて慎重に行動しましょう。

トイレ詰まりのタイプと見極め方

トイレ詰まりのタイプ

トイレ詰まりの原因が尿取りパッドの場合、水に溶けないものが詰まりを引き起こしているため、必ずその異物を取り除く必要があります。トイレットペーパーのように水に溶けるものであれば、便器奥へ流れても大丈夫ですが、オムツやおもちゃなどの「水に溶けないもの」が流れてしまうと、排水管の詰まりを引き起こし、トイレが使えなくなる可能性があります。

自分で直そうとする場合は、詰まりの原因が「水に溶けるもの」なのか、「溶けないもの」なのかを確認し、それに応じて適切な手順をとることが大切です。

また、異物を流してしまった場合、便器内でも手の届かない場所に詰まっている場合や便器よりも奥にある排水管に詰まってしまうと、便器を取り外したり排水管内を調べたりと、大掛かりな作業が必要になる場合もありますので注意深く対処しましょう。

便器内の奥側、または排水管の方へ流れてしまった場合は、自力での修理は難しいので、なるべく早く業者へ依頼することをおすすめします。

自分で直せる!3つの対処法とやり方

自分で直せるかどうかを判断するには、まず自力で尿取りパッドを取り除けるか試してみることです。その際、無理をせず、「少し試してみる」程度の気持ちで取り組むことが大切です。

もし難しいと感じた場合は、無理をせず、被害が拡大する前に専門の業者に依頼するのがよいでしょう。ただし、取り除ける可能性もありますので、挑戦してみたい方はぜひ参考にしてください。

パットが近くにあるケース

TOTO公式サイトより
https://jp.toto.com/support/tips/toilet/kaiteki/shikumi/
TOTO公式サイトより
https://jp.toto.com/support/tips/toilet/kaiteki/shikumi/

自分で直す際、ラバーカップなどを使用する前に、トイレに手を入れるのに抵抗がある方もいるかと思いますが、まず手が届く範囲に尿取りパッドが詰まっていないか確認してみるとよいでしょう。

便器内の形状は、上の画像のように、水がたまっている部分の奥が上り坂になり、その先で大きくカーブして下り坂になる構造です。この部分は「せき」と呼ばれ、この前後でトイレ詰まりは起こしやすいです。

しかし、便器内の排水口は幅が狭いため手が入るのは手前側10センチほどです。「せき」の辺りまで手を入れるのは難しく、手前に尿取りパッドが挟まっていなければ、手で取り除くことはできません。

もし、手前に尿取りパッドを発見した場合は、破けないように慎重にゆっくりと引っ張り出してください。水位が高いときは、バケツなどである程度水を汲み出してから作業を始めると安全です。

必要な道具と準備

  • ゴム手袋(手の傷口から雑菌が入るリスクがあるため)
  • バケツや灯油ポンプ(便器内の水を吸い出す際に使用)
  • ビニール袋(取り出したものを入れる)
  • バスタオルなど(もし水が溢れ出した時に対応できるもの)

ラバーカップを使う方法

ラバーカップの写真

流してしまった尿取りパッドがまだ便器内の手前側にある場合は、ラバーカップ(スッポン)を使って引き出せる可能性があります。尿取りパッドは水を吸収して膨らみ、便器内や排水管の内部でパンパンに膨れた状態になっています。この状態では、パッドの周りにすき間がほとんどないため、水はほとんど流れません。

この「すき間がない状態」を利用して、吸引すると効果的に引き出せる可能性があります。

ただし、押し込むのではなく、必ず引き出すことを意識して作業してください。誤って奥へ押し込んでしまうと、修理がさらに困難になってしまいます。

正しい使い方とコツ

  1. 便器内に十分な水がたまっているか確認(カップがしっかり浸る程度)
  2. ラバーカップの先が排水口に密着するようにセット
  3. ゆっくり押し込み、勢いよく引き上げる

勢いよく引き出すと水が飛び散ることもあるので、作業時は注意しましょう。

ラバーカップ使用時の水はね防止のアイデア

ラバーカップとビニール

ビニール袋に切り込みを入れて便器に被せ、その中央に穴を開けてラバーカップを通すと、飛び跳ねを防げます。

ローポンプでの対処法

ASADA公式サイト
https://www.asada.co.jp/products/pipe_cleaning_and_maintenance/drain_cleaning_machines/030301-001/より
ASADA公式サイト

上の画像は、アサダというメーカーのローポンプです。ローポンプは、排水管の詰まりを解消するための手動ポンプで、ラバーカップよりも強い吸引力があるので、ラバーカップでは吸い出すことができないほど頑固に詰まっているパッドでも吸い上げることができる可能性があります。

ローポンプをお持ちであれば、試してみる価値があります。

ローポンプ使用時の注意点

使用する際は、引く作業のみを行うことが重要です。ゴムのパイプ部分を便器にしっかり押し当て、レバーを思い切り引いてから、ポンプを一度便器から取り外し、レバーを元の位置に戻します。この動作を繰り返して、尿取りパッドを手前に引き出すようにしましょう。詰まった異物を引き出すのが目的なので、絶対に押し込まないよう注意してください。

自分で直せないときは?修理のプロが対応した実例紹介

尿取りパッドが手の届くところにない

尿取りパッドが便器の奥、具体的には排水管の入口付近やその奥に流れ込んで詰まってしまった場合、自力での修理は難しいでしょう。このような場合、業者による修理では、便器本体を取り外して排水管の入口付近、排水管内部を探しパッドを取り出すことになります。これには知識や技術が必要なため、信頼できそうな業者を探して依頼しましょう。

アパートやマンションでトイレが詰まったときの対応

トイレットペーパーなどの詰まり以外で、アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいの方が、自力で修理を試みる際には細心の注意が必要です。戸建て住宅であれば、便器奥の排水管に尿取りパッドが流れてしまった場合、家の外にある排水マスから取り出すことが可能ですが、集合住宅では配管が複雑で、作業が容易ではありません。できるだけ便器内部や排水管の入口付近で取り出したいところです。状況が悪化する前にプロの業者に依頼する方が賢明かもしれません。どうぞご注意ください。

事例|パットが奥に詰まり配管で膨張していたケース

尿取りパッドが排水口に挟まっている

川越市にお住まいのお客様から、「トイレの水がゴボゴボと音を立てて流れにくい」とのご連絡をいただきました。高齢のご家族様が同居しているとのことで、念のため尿取りパッドを誤って流してしまった可能性があるとのお話もあり、すぐに現場へ伺いました。

トイレを床から外して確認したところ、排水口の入り口に吸水し膨張した尿取りパッドがぴったりと挟まっており、水の流れを塞いでいる状態でした。まだ詰まってから間もないタイミングでご連絡をいただいたため、内部の吸水ポリマーが漏れ出して配管奥まで流れ出す前に取り除くことができました。(便器を外す際にパットが破れポリマーが出た)

もしこの状態を放置していたら、排水管の奥深くで新たな詰まりを引き起こす恐れがありました。実際、そのようなケースでは便器だけでなく床下の配管を切断するなど大掛かりな作業が必要になることもあります。

作業後は、また万が一流してしまった際は無理に流さずすぐに相談していただくようアドバイスを行い、安心してご使用いただける状態で引き渡しました。

まとめ|早めの対応が被害を防ぐ!迷ったらプロに相談を

尿取りパッドによるトイレ詰まりは、自分で直せるケースもありますが、原因が見えない場所にある場合や、水がまったく流れないなど症状が深刻な場合は、無理せず専門業者に相談することが大切です。

特に川越市など地域密着で対応している水道局指定の修理業者なら、迅速かつ的確に対応できます。

当社は川越市を拠点に、水回りトラブル全般に対応している水道局指定工事店です。豊富な実績と専門的な知識・技術で、安心してご依頼いただけるサポート体制を整えております。

 お電話・メールにて受付中です。早めの対応が安心と節約につながります。

「もしかして詰まったかも…」「これって業者に頼むべき?」と迷ったときは、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

給水装置工事主任技術者(歴16年)
これまでに"15,000件"の案件を担当。

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