川越市でトイレの床からじわじわと水漏れする修理

川越市のトイレ水漏れ修理|床からじわじわ水濡れする原因を徹底解説!
目次

はじめに

この記事でわかる水漏れについて
この記事では上に挙げた原因についてそれぞれ解説しています。

「トイレの床が濡れている」
「床と便器の間からじわじわと水漏れしている」
こんな症状があると「床から水が漏れているのでは?」と心配になりますよね。

実は床からの水漏れだと思っていたら、原因はトイレタンクやウォシュレット、給水ホースからの水漏れだった… というケースが少なくありません。この記事では、川越市で実際にあった修理事例も交えながら、トイレの床に現れる水漏れの本当の原因を徹底解説します。

本当に床から水漏れしているのか?それとも別の場所からなのか? を見極める方法から考えられる原因、修理まで説明していますので、「もしかしてウチのトイレも…?」と思ったら、まずはこの記事を読んでチェックしてみてください。

1. 便器と床の間にあるフランジが劣化し漏水

フランジ画像

便器と床の間には、床下の排水管と便器をしっかりと接続するための器具が使用されています。それがフランジといわれるものです。フランジはプラスチック、ゴム製のパッキンが使用されていることが多いため、経年劣化で密封性を失ってしまうこともあります。

フランジとは?役割と仕組みを解説

フランジは、便器と床下の排水管をつなぐパーツで、便器の固定と排水の密閉に欠かせません。

※下図はTOTOの床フランジ施工説明書より一部抜粋したものです(画像添付)

TOTO床フランジ施工説明書

 図のように、便器の下に設置され、排水と便器の位置をしっかり合わせて密閉する重要なパーツです。

また、フランジパテは、そのフランジと便器のすき間をしっかり埋めるシール材(パテまたはパッキン)です。水や臭いの漏れを防ぐ役割があります。
フランジパテが古くなって固くなったり割れたりすると、排水のたびに水がじわじわ床に漏れる・床が常に湿っている・臭いが上がってくるなどの症状が起こります。

フランジの破損でトイレがじわじわ水漏れする原因と修理事例

川越市の築20年のアパートにお住まいのAさんご夫妻(50代)から、
「最近トイレの床に水がたまってしまい、拭いてもすぐにまた濡れてしまって…。原因がまったくわからず困っています」というご相談をいただきました。

ご夫婦2人で暮らす日々の中で、毎日使用するトイレの不調は大きなストレスになります。

現場を確認したところ、便器と床の間から水がじわじわと漏れ出し、床材の上に水たまりが広がっている状態でした。
便器を床から一旦外し、詳しく調査した結果、便器と排水管をつなぐ「フランジ」部分の密閉性が失われており、排水時に水がわずかに漏れ出していることが原因であると分かりました。

便器とフランジの接合部にほんの小さな隙間ができており、そこから排水がしみ出して床材のすき間に広がっていたのです。
この状態を放置すると、床の腐食やカビの発生、悪臭の原因になるだけでなく、最悪の場合は階下への水漏れリスクもあります。今回は、フランジとフランジパテを新しいものに交換し、密閉性をしっかりと回復。作業後は漏水も完全に止まり、ご夫婦にも「これで安心して使えます」と喜んでいただけました。

2. ウォシュレットによる水漏れ

床が濡れているからといって、必ずしも床下や便器が原因とは限りません。実は、ウォシュレットからの水漏れが原因だったというケースも多くあります。 とくに給水部分や本体内部のトラブルには注意が必要です。

ウォシュレットの水漏れ原因と修理方法

ウォシュレットの水漏れで多い原因は以下の通りです。

  • 給水ホースの接続部のゆるみや劣化
  • 本体内部の部品劣化(電磁弁・タンク)
  • ノズルまわりの破損

軽度なものはホースの締め直しで改善することもありますが、内部からの漏れは分解・修理が必要になることが多く、メーカー修理や交換対応になるケースもあります。

川越市でのウォシュレット水漏れ修理事例

水漏れしたウォシュレットの修理

川越市にお住まいの60代ご夫婦から、「トイレの床に水が溜まっていて、床下から漏れているかもしれない」とご相談がありました。

現場で詳しく調査したところ、床からではなく、ウォシュレット本体と給水ホースの接続部から水がじわじわと漏れており、床まで垂れていたことが原因でした。パッキンの劣化が見られたため交換し、水漏れは無事解消しました。

このように、一見床からの水漏れに見えても、実際にはウォシュレットが原因というケースは少なくありません。 特に、20〜30年前に取り付けられたウォシュレットの内部部品や接続部は、経年劣化による水漏れが増えているため、注意が必要です。

3. トイレタンクと便器の間にある密結パッキンが劣化し漏水

隅付けタンク式とロータンク式のトイレの比較写真

密結パッキンとは?交換が必要なサインとは?

密結パッキン(密着パッキン)とは、密結式(ロータンク式)トイレでタンクと便器の接続部に使われているゴムパッキンのことで、水漏れ防止の役割があります。

経年劣化でゴムが硬くなったり、割れたり、ねじれたりしてタンクから便器側へ流れるはずの水が外に漏れることがあります。

密結パッキンではなく洗浄管のあるタイプのトイレの場合

洗浄管

ロータンク式ではなく隅付けタンク式のトイレの場合は、密結パッキンは使用されていません。その代わり、トイレタンクと便器は「洗浄管」というパイプでつながれています

この洗浄管は、タンク側・便器側の両端を袋ナットで固定し、内部には防水パッキンが組み込まれている構造です。経年劣化でパッキンが硬化・破損したり、ネジが緩んでいると、接続部分から水が漏れて床まで伝ってしまうことがあります。

川越市でトイレ水漏れ修理|密結パッキン交換の流れ

密結パッキン交換修理写真

60代ご夫婦のBさん宅(築20年)では、「トイレの床に水たまりができる」とのご相談がありました。トイレ部品はこれまで未交換とのことで、早急な対応を希望されていました。

現地調査の結果、タンク下部の密結パッキンが劣化・ひび割れしており、そこから水が漏れて床に広がっている状態でした。放置すると床材の腐食も懸念されるため、密結パッキンの交換と床の乾燥清掃を行い、水漏れは無事解消しました。

密結パッキン交換の流れ

1. 止水・タンクの取り外し
まずは水を止め、トイレタンクを安全に取り外します。

2. 密結パッキンの確認と取り外し
古いパッキンの劣化状態を確認し、慎重に取り外します。

3. 新しいパッキンの取り付け
専用の密結パッキンを正しい位置にしっかりと取り付けます。

4. タンクの再設置と通水テスト
タンクを元通りに設置し、水を流して漏れがないかを確認します。5. 床の乾燥・清掃
漏れていた水分をしっかり拭き取り、床を清掃・乾燥して完了です。

 4. 床から水漏れしたように見える他の水漏れ箇所

トイレタンクやタンク内の部品が破損している可能性

トイレタンク内の写真

意外と多いのが、タンク内部のパーツの破損や劣化による水漏れです。
とくに、ボールタップ(浮き球の給水装置)と給水弁の接続部分に亀裂があると、次のような症状が見られます。

タンク内部の水漏れなのに、どうして、タンク外側に水漏れするの?と疑問に思われる方も多いかと思います。

  • 浮き球が上がっても水が止まらず、便器の中に水が流れ続ける
  • タンク内の水位が安定しない
  • 便器内で「チョロチョロ」と水の流れる音がする

しかし、このような不具合があると、亀裂から漏れた水がタンクの外側に伝って流れることがあるのです。
その水が便器の背面を通り、床と便器のスキマから下に垂れると、まるで「床から水漏れしている」ように見えてしまうのです。

さらに、時間が経つにつれてクッションフロアの裏やフローリングの隙間に水が染み込み
気づいたころには床がフカフカしていたり、黒ずんでいたりと、深刻なダメージになっているケースもあります。

タンクの中は普段見えにくい場所だからこそ、こうした“隠れ水漏れ”になりやすいのが特徴です。
非常に厄介なパターンのひとつで、気づいたときにはすでに被害が広がっていた…ということも珍しくありません。

 トイレタンク上部の手洗い管からの水漏れを疑う

手洗い付きタンクの場合、上部の給水ノズルや吐水管が原因で水漏れすることもあります。
こんな症状が見られたら要注意です。

  • 手洗いから水がピンポイントに出ずに、周囲に飛び散っている
  • タンクのフタが濡れていたり、フチから水が垂れている
  • タンクの裏側や床が濡れているけど、便器周辺に異常はない

このような場合、タンクの上部から漏れた水が外へ流れ、便器背面を伝って床に落ちていることがあります。
特にタンクカバーがゆがんでいたり、手洗いノズルが劣化している場合は、修理または交換が必要です。

手洗いノズル付きタンクで水漏れが起きている場合の交換

交換するのは基本的に「ノズル部品のみ」で済むことがほとんどです。タンク本体ごと交換することはまれです。

よく交換される部品の具体例

  • 吐水口(ノズル)
  • 手洗い用の給水ホース
  • ノズルまわりのパッキン類
  • タンクフタ(ゆがみや割れがある場合)

手洗いノズルの根元からの水漏れや、吐水の方向が捻れている場合は、ノズルが経年劣化で割れたり、詰まったりしている可能性があります。そのため、ノズル部分だけを取り外して新しいものに交換することが多いです。

ただし、タンクのフタが一体型でノズルも固定されているタイプ(主に古い型)だと、フタごと交換になる場合もあります。

トイレタンクと給水ホースの接続部の緩みや劣化

トイレタンクと給水ホースの接続部

もう一つ見逃しやすいのが、給水ホースとタンクの接続部分です。
ここが緩んでいたり、内部のパッキンが劣化していると、じわじわと水が漏れ出します。

チェックポイント

  • ホースの根元に水滴がついていないか
  • タンク側の接続金具がぐらついていないか
  • 接続部に白いカルキの固まりやサビが見られるか

水がホースから少しずつ漏れてタンク背面を伝い、気づいたときには床が濡れていたというケースも少なくありません。
このタイプの水漏れは「ホース自体は無事」でもパッキンが原因になっていることが多いので、慎重に確認しましょう。

まとめ

この記事では、密結パッキンの劣化や床フランジの不具合、ウォシュレットやタンクまわりの接続部からの水漏れなど、床が濡れているように見えて実は“別の場所が原因”だったというケースを中心にご紹介してきました。

一見すると「床から水が漏れている」と思えても、実際にはトイレの内部構造の見えにくい部分が原因となっていることも多く、ご自身で原因を特定するのは難しい場合も少なくありません。

修理にお伺いしたお客様の中にも、「ここが原因だと思っていたけど、まったく違う場所だった」と驚かれるケースが多くあります。実際の現場調査によってはじめて原因が特定できることも珍しくありません。

水漏れを放置すると、床材の腐食・カビ・悪臭・階下への漏水といった二次被害につながるおそれもあります。そうなる前に、専門の業者に早めに相談することが安心・安全な解決への近道です。

当社へのご相談依頼の手順について

トイレの水漏れに関するご相談・修理依頼は、以下の手順でスムーズに対応させていただきます。

  1. まずはお電話またはメールでご連絡ください
     「床が濡れている」「どこから漏れているかわからない」など、気になる症状をお伝えください。メールでは、写真の添付でご相談していただくことも可能です。
  2. 現地調査の日程をご相談
     ご希望の日時を伺い、現地調査に伺います。急を要する場合はできる限り早急に対応いたします。
  3. 現場確認・原因の特定
     専門スタッフがトイレの状態を丁寧に確認し、水漏れの原因を特定。必要な修理内容と費用を分かりやすくご説明します。
  4. ご納得いただいた上で作業開始
     お見積もりにご納得いただけましたら、その場で修理を行うことも可能です。
  5. 作業完了・ご確認                              作業後はお客様と一緒に仕上がりを確認し、今後の注意点などもご説明します。

「どこに相談していいか迷っていた」「自分では原因がわからなかった」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、迅速・丁寧に対応いたします。

ご相談・お見積もりは無料です。お見積もり内容をご確認いただいた上で、お断りいただいても構いませんので、まずは安心してお問い合わせください。

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この記事を書いた人

給水装置工事主任技術者(歴16年)
これまでに"15,000件"の案件を担当。

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